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NTAA 国際テクニカルアナリスト連盟(IFTA)加盟 日本テクニカルアナリスト協会 特定非営利活動法人(NPO法人)

ダウ理論

ダウ理論

米国のチャールズ・ダウ(Charles H.Dow、1851-1902)氏は、1884年にウォールストリートジャーナル紙に、市場の平均値は需給に影響する全ての要因を反映すると発表し、ダウ11種平均を掲載しました。1897年には、12種工業株平均と20種鉄道株平均を発表し、この2つが同じシグナルを出さなければ相場の転換点を迎えたことにはならない、2つの指数の相互確認が必要であるといっています。ダウ30種(工業株価指数)になったのは、彼の死後の1928年です。

ダウ理論は、まず、アップトレンドとダウントレンドを定義しています。山と谷の繰り返しで上昇を構成するのがアップトレンドで、山と谷の繰り返しで下降を構成するのがダウントレンドです。そして、3つのサイクル(プライマリーサイクル、セカンダリーサイクル、マイナーサイクル)があるとしています。プライマリーサイクルは、潮の干満に例え1年以上数年間の長期の動きです。これを3つの局面に分け、上昇トレンド(カッコ内は下降トレンド)での第1局面は先駆者が買い(売り)に入った段階、第2局面では価格が上昇(下降)し多数が買い(売り)に入っている段階、第3局面はトレンドの最終局面で買い(売り)の投資家がピークになり、売り(買い)も出始める段階です。セカンダリーサイクルは、波のうねりに例えプライマリーサイクルの中で3週間から数ヵ月の中期の動きです。マイナーサイクルは、さざ波に例えセカンダリーサイクルの中で1週間程度の短期の動きです。

シグナルを確認するのに2番目に重要な要素として「出来高」をあげています。プライマリーサイクルがアツプトレンドならば出来高が増加し、ダウントレンドならば減少するというものです。

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