牧野式ケイ線理論は次の二つからなります。即ち「9波動の原理」及び「三角方式による目標値予測」です。「9波動の原理」は、基本的にエリオットの「5波動の原理」に同じです。目測で波動の数を数えて、トレンドの「起承転結」を分析します。基本的に同じですが、細部にあっては次の3点でエリオットの波動分析と異なります。
(1)1トレンドが5波動ではなく1トレンドは9波動で完結するとしている点、 (2)9という数字に物事の完結を意味する哲学を与えている点、 (3)7波動目に新値更新というテクニカルに重要な役割を与えている点、などです。「9波動の原理」は分析対象であるチャートの波動レベル(日足、週足、月足)と関わりなく有効です。
一方「三角方式による目標値予測」は大変ユニークである。「山高ければ谷深し、谷深ければ山高し」を基本哲学においています。即ち、上昇トレンドの大きさに従って下降トレンドの谷の深さを推計し、下降トレンドの谷の深さに応じて上昇トレンドの高さを推計する仕組みになっています。目標値は無論一つではありません。基調となるトレンド上にチャートポイントを探り、各ポイントから目標値段が試算されます。時価との距離が小さい順に第1目標、第2目標と定められます。この辺りは常識の世界です。
牧野チャートの実際的な運用は、9波動の原理と三角方式の組合わせで行われます。目下進行中のトレンドの起承転結分析と、過去に想定した目標値段の達成状況からトレンド転換を予測して、転換後の相場の可能性を改めて想定するのです。(下の図をクリックすると拡大図が表示されます)
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